ハゲで鬱で無職ですけど婚活してます

全頭脱毛症・鬱病・無職の3重苦をかかえて婚活をしている女のブログです

      

たった1度のバレンタイン

   

      

今年もバレンタインが終わりましたね…。
実は私、バレンタインのチョコレートをあげたことは、人生で一度きりしかないのです。
(本命チョコレートという意味です。)

その相手は…。
もちろん先輩です。

忘れもしない、ちょうど妊娠がわかった頃のことです。
そのころ私は、眠気やだるさ、微細な体調の変化に気がついて、「まさか」と思いながら一人でこっそり妊娠検査薬を試してみました。
結果は予想通り、妊娠していました。
妊娠したのはその時が初めてですが、やはり女性には何故か妊娠がわかるのですよね。

「自分の中に新しい生命が宿っている」という、とても神秘的で不思議な気持ちと、「この妊娠にどう対処していいのかわからない」という、途方に暮れた気持ち。
その両方を行ったりきたりしながら、私はなかなか先輩に妊娠のことを伝えられず、悩んでいました。
→脱毛症になった理由

バレンタインは、ちょうどその頃でした。
私は人生初のバレンタインチョコレートに、メッセージカードを添えて、先輩に渡しました。
先輩はとても喜んでくれました。
だけどその日、食事をした後に先輩の家へ一緒に行ったのですが、先輩はカバンから、私以外の人から貰ったチョコを出したのです。
「会社の後輩から義理チョコを貰ったよ。」と、先輩は言いました。

しかし私達の会社は、義理チョコの習慣を廃止しようという方向になっていて、公にはチョコを配る女性社員はほとんどいませんでした。
しかも、それは見た感じが手作りのチョコレートケーキで、小さいながらもとても丁寧に、可愛らしくラッピングされていたのです。
義理チョコにしては、手が込んでいるように見えました。

「後輩って誰?誰から貰ったの?」

私はその一言が言えませんでした。
単純に聞くのが怖かったし、それに具体的な名前を聞いてしまったら、私はその女性をとても意識してしまうだろう。
ライバル視してしまうだろう。
もしそれが、私が仲良くしている女性社員だったら、一体どうしたらいいのだろう。
それは私のためにも先輩のためにも、良くないことのように思いました。

「貰ったチョコレートを、先輩は私に隠さなかった。」
その事実を前向きに受け止めて、私はそれ以上そのことを追及しないようにしました。

結局、あの時先輩に手作りのチョコレートケーキをあげた女性が誰か、今もわかりません。
先輩と結婚した、あの同期の女性かな?、なんて推理しても、真相は永遠にわかりっこありません。

だけど、
「先輩には他の女性の影があった。私が妊娠に悩んでいる間にも…。」

そのことが、私の中で傷となって残っています。
終わってしまったことを、今もこんなふうに考えて、疑って傷ついても仕方ないのはわかっています。
でも、バレンタインがくるたびに、私はあの可愛らしいチョコレートケーキを鮮明に思い出してしまいます。

     

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