ハゲで鬱で無職ですけど婚活してます

全頭脱毛症・鬱病・無職の3重苦をかかえて婚活をしている女のブログです

      

壁を乗り越えようともがく②

   

      

「五十嵐さん、ご両親は私のこと、何か言ってましたか?」
「うーん…、なんか言ってったっけなあ…?悪くは言ってなかったと思うけど…。」
「なんとなく私、気に入られてなかったように思いましたけど…。」
「なんでそう思ったの?」
「なんでって…。」

お母様にこっそり言われた、あのきつい言葉は、言えませんでした。
五十嵐さんと私に立ちはだかる壁④


「そりゃ、いきなり100%手放しで歓迎はできないよ。息子の嫁だもん。慎重になって何がいけないの?」

「……。」
「結婚したら一緒に住んで、後々は家をまかせることになる。だから厳しい目で見ることもあるよ。わかってくれない?」

そうですよね。

同居予定のある、長男の嫁候補。
加えて本家のご商売のこともある。

そりゃあ、誰だって良いわけじゃないですよね。

考えればわかること。
私の見通しが甘かったのです。


「ごめんなさい。ご両親の気持ちはわかります。でも私、ご両親に認めてもらえる自信が無いです。」

「だから田舎に嫁ぐのは大変なんだよ…。いちいちめげてたら駄目だよ。これから…、もっと色々あるんだから…。」

この時は、五十嵐さんに励まされる形で電話を終えました。
五十嵐さんはまだ、結婚に前向きでした。

結婚指輪

でも私の中で、ちょっとだけ違和感が芽生えていました。

結婚を前提にお付き合いを始めたとはいえ、急ぎすぎなのではないか?

私達の間には、もう結婚の話題しかない。
本当にそれしかない。

私達はまだ出会って1年たっていないし、付き合ってからは当日含め2回しか会っていない。
まだ、お互いのことを探り探り、少しづつ距離を詰めていく時期ではないのだろうか。

なのに普通の男女の交際のような、お互いを知ろうとするような話題は、全く無くなってしまった。

私だって早く結婚できれば嬉しいけど。
でも中身のともなわない砂の城を築きあげるようなこの状況に、ついていけない。

いつ、どうやって、病気をカミングアウトすべきなのか。
結局はそこに行きつくわけですが、本当は2人の間に信頼関係ができてから…、と思っていたが、もうそうも言ってられない。

もう猶予が無い。

言わなくちゃ…。
言わなくちゃ…。

私は言うに言えない秘密を抱えて、苦しんでいました。

そして五十嵐さんもまた、私に言うべき秘密を抱えて苦しんでいたことを、私は後になって知るのでした。

     

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