ハゲで鬱で無職ですけど婚活してます

全頭脱毛症・鬱病・無職の3重苦をかかえて婚活をしている女のブログです

      

五十嵐さんと私に立ちはだかる壁⑤

   

      

お店での食事を終えて、私と五十嵐さんは、五十嵐さんの一人暮らしの部屋へ戻りました。
その日は、五十嵐さんの部屋へ泊まる予定でした。

ソファとテーブル

が、これも後から気がついたことですが、嫁入り前で婚約もまだしていない状態で。
まして初めてご両親に紹介された、そんな日くらい、ホテルをとって1人で泊まるべきだったのかな…。

ご両親に、常識の無いふしだらな、厚かましい女だと思われたかもしれないですよね…。

部屋に戻った五十嵐さんは、私とは正反対で、とても晴れやかな様子でした。

私は、色んなことを問いただしたい衝動にかられましたが、情けないことに、こんな時にうまく言葉が出てこない性分なのです。
聞きたいことがいっぱいあるのに、言葉が出てこない。

何から、どう、聞いていいのか。
これからの2人のために、どんな言葉を選ぶべきなのか。

でも今、口を開けば、きっと良くないことを言ってしまう。
ご両親と五十嵐さんへの反発や、批判ともとれる言葉を言ってしまいそう。

そう思って、でも我慢できなくて、やっとの思いで一つだけ質問しました。

「身辺調査するって、五十嵐さん知ってた…?」
「ああ…、うん。本家がうるさいからね。でも心配することないよ。普通にしていればいいから。」
「知ってたんですね…。結婚前に身辺調査するって、あまり聞いたことないから…。」
「そう?でも就職する時とか普通するでしょ?あれと一緒だよ。」
「え?しないと思いますけど…。そんな何十人も何百人も雇うのに、いちいちするのかな。」
「うちの叔父さんは必ずするって言ってたよ。とにかく形式的なことだから、何も問題ないでしょ?」
「……。」

問題あります。

私は問題のある人物なんです。

この時過去のこと、病気のこと、ちゃんと言うべきだったと思うけど。
このタイミングで、直接五十嵐さんを目の前にして、言う勇気はありませんでした。

男女の影

「今日は母さんがちょっと厳しく見えたかもしれないけど、母さんも嫁入りする時は色々大変だったみたいだから、どうしても言わずにいられないんだと思う。そんな怖がらなくて大丈夫だから。調査も終えて、またこれからも何度か会っていけば、きっと両親もエリコさんのことを気に入ると思うよ。」

何も知らない五十嵐さんは、楽観的でした。

そういえばお父様はとても無口な方で、ほとんどお話されず、意見を言う場面もありませんでした。
直接私に話しかけてくださることも、1度も無かったな…。
私こと、どう思ったのだろう…。

     

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