ハゲで鬱で無職ですけど婚活してます

全頭脱毛症・鬱病・無職の3重苦をかかえて婚活をしている女のブログです

      

突然のお宅訪問

   

      

横井さんと会うのは2週間ぶりでした。

連日の遅くまでのお仕事と、休日出勤。
それに加えてこの暑さで夏バテをしてしまったようで、横井さんの顔には疲労の色が濃く表れていました。

スーツとネクタイ

少し駅ビルを歩いた後、私は横井さんにこう言いました。

「家に帰って、ゆっくり体を休めたほうがいいんじゃないですか?」

それは、「デートはもう終わりにして、解散して帰宅したほうがいいんじゃないですか?」という意味のつもりでした。
でも横井さんは、そうは受け取らなかったようです。

「本当?じゃあ家で映画でも見る?なんか買って帰ろうか?夜ご飯もうちでいい?」
と、嬉しそうに言われちゃいました…。

そうですよね。
付き合った日から、会うのは3回目。
付き合う前から数えたら、通算でもう7回目になります。

毎回毎回、外で会うのは、ネタも尽きてくるし、疲れちゃいますよね。

正直、インドアで引きこもりで出不精な私も、街や駅ビルを歩き、お店を見て回り、喫茶店やレストランに入る面会に、疲れていました。
外で会い続けるには、そろそろ限界だったのかもしれません。

それにこの日は、先生との面会の後だったので、余計疲れていました。

横井さんに家に誘われて(「誘われて」というのは少し表現が違うのかもしれないですが)、「どうしよう?」という迷いも当然ありましたが、疲れや面倒くささが勝ってしまい、素直に応じることにしました。

そういうわけで、突然決まった横井さんのお宅への訪問です。

一緒に電車に乗り、1度も降りたことのない駅で降り、併設されたこじんまりとしたスーパーで2人で買い物をしました。

マンションの前へ着いた時、「家なんて来てしまったけど、本当に大丈夫かな…。」と今更ながら心配になってきましたが、もう引き返すことはできません。

アパート

横井さんに対し引き目もあるし、まだ心も許していないけど、でも一方で好意もあるし、嫌われたくないという感情もあるのです。
がっかりさせたくなかった。

おかしいですよね…。
病気という最大の隠し事をしている私が、「がっかりさせたくない。」だなんて。

いつか病気をカミングアウトした時。
その時は、きっとこの何十倍も何百倍も横井さんをがっかりさせることになるだろうに…。
わかっているのですが…。

脱毛症でハゲで、おまけに喪女だけど、結局「女の感情」というものも一丁前にあって…。
普通の女性なら、好意があってしかも一応付き合っている男性に家に誘われたなら、迷いながらもきっと行くでしょう?

「彼の家を見てみたい。」
「もっと知りたい。近づきたい。」
私も、そう思ったのです。

脱毛症のこと、カツラがばれてしまうこと、いつかしなくてはいけないカミングアウトのこと。
それらは決して頭から離れることはありません。

でも今は、「女としての感情」を優先させて、家までのこのこと来てしまった…。

私は、そのまま勢いにまかせて横井さんの家へ入っていきました。

     

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